今年の夏は「10年に一度」と言われるほどの厳しい暑さ。
実は全期を通じて寒冷だったとされる江戸時代にも、現代に匹敵するほどの猛暑年があったそうです。
そのような暑い夏を江戸の人々はどのように乗り切ったのでしょうか?
当時の“涼”の知恵をご紹介します。
“涼”の知恵1.
直射日光を遮るすだれやよしず
住居に差し込む夏の日光を遮断するためによく用いられたのが、すだれやよしず。
すだれは細く割った竹が素材であることが多く、窓辺や軒下に吊り下げて使います。
一方、葦(あし)が素材のよしずは、すだれよりも大きく、軒先や軒下に立てかけて使うという違いがあります。
いずれも日差しを遮りつつも風をよく通すので、室内で涼しく過ごせたよう。
現在でも使用している光景を見たことがあるのではないでしょうか?
“涼”の知恵2.
体温を下げる夏の食べ物
土用の丑の日には鰻。この風習が広まったのは江戸時代中頃でした。
しかしもちろん毎日鰻ばかり食べていたわけではありません。
江戸っ子たちは、値段が手頃で栄養価が高い豆腐を冷やした冷奴や、現在でも夏の定番のそうめん、さらにはところてんやスイカなども冷やして食べていたとか。
どれも口当たりが良く、暑さを和らげてくれる食べ物。400年以上前から、食と体の知識があったのかもしれません。
“涼”の知恵3.
背筋も凍る怪談話
最後にご紹介する知恵は、怪談話。
聞いているうちに、うすら寒い気配が漂ってくるのでまさに夏にぴったりです。
夏=怪談話が定着した理由は、お盆が関係します。
この時期にはあの世から死者の霊がこの世に帰ってくると信じられていたため、歌舞伎小屋などでは幽霊が登場する演目が頻繁に上演されたそう。
次第に夏の風物詩となり、「暑さを吹き飛ばすために怪談話」という認識が広まりました。
現代でも使えるアイデアがあるかと思うので、みなさんも興味をもった知恵を無理なく取り入れてみてくださいね。
そうそう、江戸時代には暑さ対策として冷水や麦茶もよく飲まれていたとか。
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今年は江戸時代の知恵とアクアバイブで、暑さを乗り切りましょう!